◎新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、従来の活動が戻ってきました。
自粛せざるを得なかった約3年間に失ったものに子どもたちの「体験機会」が
ありますが、それ以上に児童クラブのお世話をしていた大人(育成指導者)たちの
経験不足、あるいはその伝承が難しくなっていることも事実です。
この機会にもう一度児童クラブ活動の在り方を見つめ直し、新しい時代の幕開けに
していきたいものです。
◎令和6年度の活動について
◆コロナ禍の中でもできる限りの対策をとりながら開催してきた会議や講習会あるいは
ディスカッションの場をこれまで以上に充実させたいと思っております。
◆市町村組織や単位クラブの活動支援に尽力していただいている“認定指導員”の人数が
高齢化に伴って年々少なくなり、若い指導者の補充も思うようには進んでおりません。
一人でも多くの理解者を若年層(ジュニア・ユース世代)を中心に増やしていく予定
です。
◆県内各地の活動状況を見てみますと、コロナ禍でもしっかり活動した地域としなかった
地域では大きな格差が生まれています。「昔は…」というように懐かしがっても嘆いて
いても仕方のないことですので、今は前向きにそして地道に “子どもの体験機会創出”
に努力していきましょう。各組織のリーダーさんの責任はますます大きくなっており
ますが、子どもと一緒に成長する「共育」の場でもある児童クラブを子どもと一緒に
楽しんでください。
◆本年元旦に発災した「能登半島地震」のため、事務局のある“サンシップとやま”が機能
不全に陥り、現在は特別休館の状態となっております。ガラス外壁やエレベーターの
完全修復には約1年もかかる見込みですので、近隣の公共施設に会場を移しながら、
当連合会の事業を実施していきます。